21世紀人のカルテ 第二話

けど、無理矢理、聞き出すわけにはいかないよね。


あっちから話してくれるのを待つしかない。


アタシはどういうメッセージを送ればいいだろう。


と、悩んでいると、

「ブルルル」

メールが来た。


「申し訳ない。暖かいメールありがとう。だけど、会うことは出来ない。
少なくても今は。
・・・会えるようになったら、メールするよ。勝手な話だとは思うけど、お願いする」


ある意味、これはフラレのメールだった。


でも、このメールにはなんていうか優しさが込められているのを感じた。



だから、別にショックとかはなかった。


ちょっとのことで落ち込んでしまう思春期なアタシだけど、大丈夫。



彼にどんな事情があるのかは知らない。



教えて欲しいけど、無理矢理聞くわけにはいかない。


まだアタシたちには信頼がお互いに足りないんだろう。


ちょっと寂しいカンジだけど、でも、要は足りないだけのこと。



まだ時間はある。


信頼はこれから積み立てていけばいいんだ。