佐々木と付き合い出して5ヶ月ぐらい過ぎた
私の誕生日の日


『さき、今日の放課後少し残ってて』

「分かったー」




今日もやる気が起きないまま学校が終わり

放課後になり教室に私と佐々木以外誰も居なくなった


「何ー?何か用事?」

『お前今日誕生日だろ?』

「覚えてくれとったん?」

『そう、それでプレゼントがあんだよ』

「どこに?」

小さな箱を上着のポケットから取り出し机の上に出した

『これ』

「なんこれ?」

『開けてみ』


何か分からず言われた通りに開けると
シンプルなシルバーリングが入っていた


「えっ…?何で…?」

『誕生日おめでと』

「指輪…」

『それ貸して』


無言で指輪を渡すと私の右手の薬指にはめてくれた


『あぁーやっぱり少し大きかったか』

「…ありがと(∀)」

『こっち来てこっち来て』

その日私は貴方と初めてキスをした



「せいちゃん大好き」

『俺も好き』





最高の誕生日をありがとう