『遠藤ちょっと』
「………」
佐々木に今は使われていない小さな部屋へ連れて行かれた
『そこ座って』
「………」
机を挟み向かい合うように座り
さっきの話をしてきた
『やっぱ俺昨日家まで送れば良かったな』
「家まで送ってもらっても、こうなっとったよ」
『何時に家出た?』
「1時過ぎ」
『帰ったのは?』
「朝方」
『何で出たん?』
「誘われたけ」
『断ろうと思わんかったん?』
「うん」
『何かあったらどーすんだよ?』
「大丈夫」
『絶対大丈夫って言い切れんだろ?』
「大丈夫だって!!心配せんでいい」
『心配するわ。自分の教え子なんだから』
教え子…
そこ言葉が私の心に突き刺さった
「佐々木にはどーなろーが関係ないじゃん!!まじほっといて!!そーゆーのウザイ」
それだけ言い残し
私は部屋を出て行った
心配してくれるのは
嬉しいよ
でもそれは私が好きだから心配するのではなく
教え子だから…
教え子という枠から抜け出せないでいる…
