『…っい』
誰かの声がする
『おいっ、遠藤』
大好きな人の声
『起きろ』
夢に見る程好きなんだ
『さき、起きろ』
「…っん…?」
ゆっくり目をあけると
目の前には愛しい人が
『お前こんな所で寝るなよ』
「…会議終わったん?」
『30分ぐらい前にね』
「そーなんじゃ」
『お前さー職員玄関で待っとるって言ってなかった?携帯に電話しても出んし』
「あっ!!」
『お陰で探し回ったんだけど?』
「すいません…」
『ほら、帰るぞ』
「はい…。」
貴方の少し後ろを歩く
誰もいない渡り廊下
手を伸ばせば届く距離に貴方がいる
それが幸せで…
今にも出てきそうな
"スキ"
の2文字を必死に
我慢したんだ
自惚れてるだけかもしれない
でもたまに思う事がある
もしかして
一緒の気持ちなんじゃないかなって
