[短編] 題名のない出逢い


僕は、走った。

走って 走って

人目すら気にせず

ただ 走った。


「12番ホーム 羽田 羽田 」

電車アナウンスが、流れた。

待ってくれ

もう一度逢いたい

ありがとうを

言いたい。

僕は、走った。


駅のホームに着いた。

ここは、10番ホームだった。

「違う 違う・・・

周りを見渡したが、

人混みの多さに君を見つけられなかった。」

12番ホームは
、
無常にも

反対のホームだった。


電車は、無常にも

近づいていた・・・・

「階段を上っていたら間に合わない、

僕は、探して見つからない12番ホームに

走って 走って

線路をまたごうとした。」


あまり周りが
見えてなかった。
自分に

「ドサッ ・・・・・・・
死ぬきか・・・・。」

偶然気付いた
警備員に止められていた。



「・・・・・・君と離れるなら
死んでるのと
同然なんだ・・・・・・・。」




僕は、
人混みの中に



「 ぁぉぃ 」 
声は、次第に大きくなり
同じ言葉をただ語りかけた。

「 あおい 」

「 あおいー 」

初めて君の名を

1億2000万人に

そう   叫んだ・・・・