翔とは違った。
怖くないキスだった。
私は、剣ちゃんと舌を絡ませていた。
「んっ…ふあっ…」
やっと離れた唇…。
自分じゃない声がでて、つい口を両手で隠した。
そんな姿を、剣ちゃんは見ていた。
「美月の声、すっげー可愛いかった。」
よくそんな言葉を簡単に言えるよ…。
つか、これまでの自分の声を思い出すと顔が赤くなる…。
あんないやらしい声を、聞かれちゃったあ…。
「恥ずかしいよ!!」
赤い顔で、頬を膨らませて言った。
剣ちゃんは、まだ笑っていた。
どんだけなん、この人…。
「あ〜襲いたかったけど…誕生日の日にとっておこう♪」
そう言って、立ち上がった。
誕生日の日にとっておく?
やだやだ絶対に襲われたくない…!!!
って誕生日がもう少しだな〜…14日。
あと何日だと思って、壁にかかってあるカレンダーを見た。
今日は、確か13日…。
ん?13日?
えっ?あっ明日?!
「えっ!!やだよ!!」
