「ティアナ、いろいろと心配をかけたね。だが、もう大丈夫だよ。たとえ時間がかかったとしても…私は騎士団に戻る。残された左手にムーン・エッジを握り西国魔都を守る騎士になる為に、私は友の待つあの居心地の良い場所へ帰る。私は今、デニスと君に誓おう。」

「…シールズ様、兄もきっと悦んでいることでしょう。」

「ティアナ、明日は一緒に出かけよう。デニスの好物のサンドイッチとレモン水を持って…彼の愛したグロズリーの森へ。」


シールズの瞳が生き生きとした光を放ち輝いた。
瞳の輝きの中から生まれた美しい“蒼”


…それは無限の可能性を秘めた”永遠の蒼”



†赤髪の冒険者ジーク外伝†~誓いの日~end~