「そうかな…。」


”…何も迷うことなんてないさ。君は胸を張って自分の選んだ道を進めばいい。大丈夫。君ならきっと…。”


「デニス…。」


久しぶりにデニス・クレールの夢を見た。


夢の中の彼は、どんな時でも17歳の少年の姿のまま穏やかに微笑みながらジッと私を見つめている。