“シールズ、君が僕の所へ来るのは…まだ早いな。”

「…。」

デニスの言葉に、私は振り向き固唾を呑んだ。


“どうやら図星だったみたいだね。だめだよ、そんな風に考えちゃ。”

「いや…このような体になり生き恥をさらして生きてゆくならば、いっその事…。」

“ほぉら、そうやってすぐに物事を突き詰めて考えちゃう所は君の悪い癖だよ。僕…前にもそう言った事があったよね?”



クスクス…クククッ

デニスはそう言い終えると、再び癖のある忍び笑いを漏らした。