「おっかしいなぁ…確かにトイレットペーパーがないって聞こえたんだけどなぁ…」 俺が頭をガシガシかいていると磯部が急に部屋に向かって走り出した。 「あっおい!どうしたんだよ!?」 俺は磯部の後を追って走った。 すると磯部は部屋の前に立って中を凝視していた。 「おい!磯部どうし…」 「お前…やっちまったよ…」 磯部は俺の言葉を遮り言うと大きなため息をついた。 「おい!お前ら隣りにお寺があるからそっちいけ!」 「いっ磯部!?」 急に磯部は誰もいない部屋に話し始めた。