次の日、雅史はまだ挨拶をしていない隣の部屋のインターフォンを押した。


挨拶ついでに文句を言ってやろうと考えながら。

しかしまた出てこない。



「はぁーまた留守か…仕事にでも行ったのかな?」



雅史は溜め息をつくと自分の部屋に戻った。