あいつどこ行ったんだ!? そんな離れてなきゃいいけど…!! 俺はとりあえず教室に向かった。 ガラッ!! 「はぁっ…真理!?」 「あれ?亮馬君どうしたの?」 いたのは冬夜と未歩ちゃんだけだった。 「ま、真理は!?」 「菅野ならたった今教室飛び出していったけど?」 「真理と何かあったの…って亮馬君!?」 俺は未歩ちゃんの言葉を最後まで聞かずに教室を飛び出した。 今出ていったなら間に合うか!? そう思いながら玄関まで行ったとき、校門に向かって歩いていく真理を見つけた。 「真理っ!!!!」