似非家族

「うん、和四。」




俺に続いて名前を呼ぶと、彼女は満足そうに笑った。

ヤバい、何この感じ!?

こそばゆいっつーかなんつーか……。

なんか俺たち……




メチャクチャ新婚さんっぽくね……!?




そうやって1人心の中でハシャいでいると……


「じゃあ、寝ようか。」

「へ?」


すると、彼女は俺の肩に頭を乗せる。


「え、あ、あの……?」


戸惑う俺をよそに、彼女は瞼を閉じて寝息を立て始めた。

寝付き良すぎじゃね……!?

でも、この状況は悪くない……かも。

俺はもたれ掛かる彼女の顔を横目にチラチラと覗いた。


肌白っ……

睫毛長っ……


あー、何て言うか……




……眠れない。