似非家族

「ありがとう、凄く嬉しい。」




ヤバい……スゲェ顔熱い……。

心臓もメチャクチャウルサい……。

だって信じらんねぇじゃん?

元クラスメートの……しかも皆の高嶺の花が、俺に微笑みかけてんだぜ?




嬉しいじゃんか……!!




そうやって1人喜びを噛みしめていると、彼女がある提案をして来た。


「そうね……これから家族になるんだから、下の名前で呼び合いましょう。」

「な、名前……!?」

「……嫌?」


小首を傾げて問いかけてくる彼女に、俺は首をブンブンと横に振った。


「いぃ嫌じゃない!」


そうだよな、家族なんだし……!!


「じゃあ、呼んで?」


俺は、彼女に促されるがままに口を開いた。


「あ……」




「愛美……?」