似非家族

夏野菜カレーは大好評で、あっと言う間になくなった。

今日は野菜も上手く切れたし、なんだか嬉しい。

そんなことを思っているうちに夜は更け、そろそろ寝る時間だ。


「おやすみなさいです〜。」

「おやすみなさい。」

「はいはい、おやすみ〜。」

「……おやすみ。」


布団に寝転がっておやすみのあいさつ。

メグには悪いけど、私はこの時間がやっぱり好きみたい。

だって、“家族”がいる……




私、もう1人じゃないんだ……




そんな思いを胸に、私はゆっくりと夢の中へ沈んでいった。