似非家族

「やめなさい。」




「テメェら……。」


声のする方を見ると、そこには仁王立ちしたお嬢ちゃんとその影に隠れるクソガキの姿。


「何だよガキが!邪魔すんじゃねぇ!!」

「あなた、何故その人が反撃しないかわからないの?」

「さぁな?不良である自分を反省でもしてんじゃねーの?」


そう言って笑う真島に対し、お嬢ちゃんは哀れむような目を向けた。

そして……




「残念な人……。」




「あぁ!?」


マズい……!!


「テメェらとっとと帰れ!!」


咄嗟に叫ぶ。


「言っただろ!?俺にはテメェらなんか必要ねぇんだって!!」


だから……だから早く……!!


「あなたが必要としてなくても、私はあなたを必要としている。」


不適な笑みで。


「言ったでしょう?」




「家族になるまで、私はあなたを諦めない。」