「遥?あんたの事でしょ?早く行きなよ!てかあの人遥の知り合い?かっこいいじゃん♪」
「ちょ、絢香…っ」
あわてて止めたがもう手遅れ。
「え、あなた暮林さん?隣のクラスの人が呼んでるよ」
あぁぁー…
みんなが一斉にこっちを向く…
「何の用です?」
半分キレ気味で話しかける。
「あ、暮林さん…」
「なんであたしの名前…」
「これ」
男は鞄を差し出す。それとこれとは…
…あ。
「俺、間違えて暮林さんの持ってっちゃって」
急いで教室に戻って鞄を確認すると。
『三浦 輝』…
「あちゃ~っ」
小声でつぶやき、その三浦ってヤツの所に持って行く。
「はい、鞄」
「すみませんでした…」
深々とおじぎ。
茶金でミディアムの髪、着崩した制服と正反対だ。
「それで俺、その鞄に書いてある通り三浦 輝っていうんだよね!」
あれ、態度急変。
「それが…?」
「これも何かの縁って事で、よろしく♪『遥チャン』♪♪」
三浦はふにゃっと笑う。『ニカッ』じゃない、『ふにゃっ』だ。
口から少し見える八重歯のせいか、幼く見える。
「てことで☆じゃ!」
「…え、ちょっ…!」
あたしまだ認めてないよ!?
はぁ、都会って個性的な人が多いなぁ……
「ちょ、絢香…っ」
あわてて止めたがもう手遅れ。
「え、あなた暮林さん?隣のクラスの人が呼んでるよ」
あぁぁー…
みんなが一斉にこっちを向く…
「何の用です?」
半分キレ気味で話しかける。
「あ、暮林さん…」
「なんであたしの名前…」
「これ」
男は鞄を差し出す。それとこれとは…
…あ。
「俺、間違えて暮林さんの持ってっちゃって」
急いで教室に戻って鞄を確認すると。
『三浦 輝』…
「あちゃ~っ」
小声でつぶやき、その三浦ってヤツの所に持って行く。
「はい、鞄」
「すみませんでした…」
深々とおじぎ。
茶金でミディアムの髪、着崩した制服と正反対だ。
「それで俺、その鞄に書いてある通り三浦 輝っていうんだよね!」
あれ、態度急変。
「それが…?」
「これも何かの縁って事で、よろしく♪『遥チャン』♪♪」
三浦はふにゃっと笑う。『ニカッ』じゃない、『ふにゃっ』だ。
口から少し見える八重歯のせいか、幼く見える。
「てことで☆じゃ!」
「…え、ちょっ…!」
あたしまだ認めてないよ!?
はぁ、都会って個性的な人が多いなぁ……
