「わた・・・・しは・・・・」




緊張してうまく喋れない・・・・。




「大丈夫ですよ。ゆっくりでいいから明日香さんの気持ちを聞かせてください。」




沖田さんはそう言って私の頭を軽く撫でた。





何でだろう・・・?沖田さんに撫でられるととても安心する・・・。




私は軽く息を吸って沖田さんに思いを伝えた。






「私も沖田さんの事が好きです。」







私がそう言うと沖田さんはフッと微笑んで優しく私を抱きしめた。





「明日香さんが大好きです。」





「私も大好き。」




オレンジ色に染まる部屋で2人顔を見合わせて笑った。今まで生きてきてはじめて幸せと心から思えた日を絶対に忘れない。