明日香は慌てて沖田の背中を摩った。






「大丈夫ですよ。ちょっとむせただけですから。心配しないでください。」






そう言うと明日香の手を握り頭を撫でた。





「けどっ・・・!!」






「大丈夫です。さぁ、そろそろ戻りましょうか?」






沖田はそう言って明日香の体を思いっ切り引き上げた。





「わっ!」





バランスを崩した明日香は沖田の広い胸に飛び込んだ。





「すいません・・・。大丈夫ですか?」






そう言って明日香の顔を覗き込んだ。






「はい・・・・。沖田さん・・・ちょっとだけ抱きしめてください。」





明日香がそう言うと沖田は力強くだけど優しく明日香の事を抱きしめた。