「おい、できたか？」




明日香が着物を着終わると丁度土方が迎えに来た。




「へぇ、土方さんこの通り。ものすごくべっぴんさんでっしゃろ？」





そう言って後ろにいた明日香を前に出した。






「やっ・・・ちょっと！」






「ほらほら。」





前に出た明日香を上から下まで見た。





「ふ～ん・・・まぁいいんじゃねーか？じゃあ女将これ貰うな。」






「へぇ、おおきに。またおこしやす。」






土方はお金を払うとさっさと店の外に出て歩き出した。






「ちょっ！！待ってくださいよ、土方さん！」




明日香が慌てて土方の背中を追うといきなり前を歩いていた土方が立ち止まった。




「うわっ！？何ですか？いきなり止まって・・・。」




明日香が前を見ると沖田さんと、１番隊の皆がいた。