「ここの部屋だ。」





土方さんに連れられてやって来た離れの小さな部屋。





すっ・・・・





ふすまを開けるとそこには青白い顔をした沖田が布団の中に横たわっていた。






「沖田・・・さん・・・。」




私は沖田さんの横に座り、沖田さんの手を握った。




「土方さん・・・私今日からこの部屋に移っていいですか?沖田さん、目が覚めて1人だったら可哀想でしょ?」




「あぁ、好きにしろ。じゃあ俺は行くな。顔悪かったな・・・・。」






土方はそれだけ言って部屋を出て行った。





「沖田さん、頑張って・・・」





これからはずっと傍に居るから・・・。何があっても離れないから・・・。






お願い・・・目を開けて・・・。