深い海に響く この声  「君に届きましたか?」
高い空に響く この声  「君に届きましたか?」

精一杯 声を嗄らしながら 君を呼んだよ
君の事“好き”だって 頬を濡らしながら 叫んだよ

私の声が 君に届くように ただそれだけの為に
一生懸命になれたあの日々が 懐かしくて
思い出すと 悲しくなる
でも 君との思い出が有るって 嬉しくなる


たまに夢に君が現れて 手と手が触れ合う前に 君は消えてしまうんだ
夢がリアル過ぎて 現実の事かと思ってしまいそうになる

君の整った顔
君の澄んだ瞳
君の低い声
君の風になびく髪の毛
君の甘酸っぱい香り


思い出と夢が重なって 手で顔を覆って
泣き喚いた

何も変わらないと知りながら

思い出を思い出しすぎて 唇をかみ締め
堪えながら泣いた

今更私の頭の中に出てこないで


自分で自分をコントロールできない事を嘆いた


誰よりも強い心が欲しい

こんなに 弱く直ぐに折れてしまう心は要らない
あんなに 欲に蝕まれた汚い心は要らない
あの何にも感情が持てない心は要らない


「誰よりも強くなってアンタはどうするの?」って誰かが言った
「前が見えないのに そのまた向こうを見るなんて無理よ。」って誰かが言った


強くなって自分に打ち勝つの
そして地と繋がれたこの鎖を解き放って 空をも駆ける

無理なんて言葉は 私の辞書には無いっていつか言えたらいいのに
でも無理な事がないのはそれ以上する事が何も無いのと同じなんだよね・・・・

ああ、人間って難しい