ざわつく教室内…



それもそのはず



宮尾君のクラスは私のクラスと校舎が違って、


美男子で…そしてあの噂で有名な宮尾君が私のクラスに来ることはないからだ




宮尾君は私を見つけると笑顔で手招きする



「目的、忘れちゃダメよ!!」


「わかってるよ」



私は一言涼子に言うと宮尾君の所へ駆けつけた




「早く会いたくて来ちゃった!!」


「…宮尾君」



あぁ!!その天使のように綺麗で可愛い笑顔…


最高です!!




周りでは私が宮尾君と付き合ってることを感づいて、小声で話し始めた




「あかりがあの宮尾君と付き合うなんて信じられない!!」


「意外だよね~」



次々に勝手なことを言う女子達



意外で悪かったな!! 



「…ってことは、また宮尾の奴利用されてんだな」




━ドクン…



「宮尾君、場所変えよ!!」


「うん、良いよ」



私は無理やり宮尾君の背中を押し、教室を離れた




男子が言ったこと、宮尾君に聞こえちゃったかな…




私は気まずくなり、俯いてしまった