━放課後
誰も居ない教室にたった1人残る私…
何でこんなことしてるんだろう…
涼子がいつの間にか宮尾君にラブレター出して
それで今私が宮尾君が来るのを待ってると言うわけで…
「待ってるんだけど、遅すぎる…」
それなのに待ち合わせ時間より30分待ってるんだけど
どうせ涼子が書いたラブレターだ…ロクなこと書いてないんだろうな
きっと宮尾君は来ないだろう
そう思った私は鞄を持ち、教室を出ようとした
その時
「…中岡あかりさん??」
「えっ…」
声のする方へ振り向くと後ろのドアに1人…
綺麗な顔立ちをした男の人が立っていた
宮尾君だ…
男の子にしたらやや低めの身長
ミルクティー色の猫っけな髪に透き通るような青い瞳
間近で見たのは初めてだけど…宮尾君ってこんな綺麗な人だったんだ…
まるで本物の天使みたい…
「ラブレターくれたの…中岡さんだよね」
「はっ、はい!!」
冷静沈着と言った言葉が似合っている彼は私に近づきながら言った
ど…どうしよう!!
私…絶対振られるよ!!