梶谷君の言ってることが嘘とは思えない…


梶谷君はミャオに言われて告白するような人じゃない…



だって私はずっと梶谷君を見てたからわかるんだ…



だけど



「ごめんなさい!!」 


私は梶谷君に向かって頭を下げた



「梶谷君の気持ちは嬉しいよ。私も梶谷君が好きだったから…

でも…」



私は気づいてしまったんだ



私にとって大事な人が誰かを…



「私はミャオを大事にしたいの!!」



いつもの癖で大声で叫ぶ私に、梶谷君はもちろん周りも驚いていた



そしてもう1人…




「あかりちゃん…」 

「ミャオ…」



ミャオが私の後ろに立っていた



「はっ??宮尾??」


「嘘…。だって全然違わない??」



しかし周りはミャオの姿を見るなり、信じられないと言わんばかりに小声で話し始める



それもそのはず…



ミルクティー色に染まった髪を黒色に


カラコンを入れた青の瞳は純粋な焦げ茶色に変わり



ミャオはまるで別人になってしまったからだ



「どうしたの…。その格好…」



私はみんなが騒ぐ中、思いきって聞いてみた