あたしは 直樹より 早く目を覚まし こっそり家を出た。 「ありがと。 また来るね。」 そう 紙に書き残し 直樹にチューをして ドアを閉めた。 帰り道が 異様に 長く感じた。 あたしの中で 答えが決まった 気がした。