―――――― 次の日 目覚めると 直樹はもういなかった。 「起きちゃったのかな…?」 あたしは目をこすりながら 重い体を起こした。 ―――バタン 「奈々、おはよっ」 直樹が部屋に戻ってきた。 「あ、直樹。 どこ行ってたの?」 「近くのコンビニに 朝飯買いに行ってた!」 そういえば、直樹は 買い物袋を手にしていた。 「ありがとう!」 あたしは 直樹に チューをした。