この世界で君を愛す


「お祝い…ですか…?」


阿部さんはしばらく迷っていたが 僕達の説得に負けて来てくれることになった。




未知と二人きりでお祝い…とはいかなくなったけど。


未知が喜んでくれるならそれでいい。


僕は…君をそばで見ているから。





ジャンプして喜ぶ拓也君が僕達に言った。


「ありがとう!お兄ちゃん!お姉ちゃん!」



僕と未知は そんな拓也君を見て暖かい気持ちになったのだった。