この世界で君を愛す

次の日の朝。

渉はいつものように店に現れた。

そしてやっぱり髪はボサボサで無精髭まで生えていた。

すでに渉を意識してしまっていた私は 他の女の子に接客を頼み 在庫のチェックなど…裏方にまわった。


そんな日が一ヶ月ほど続き…ある日から突然 渉は店に姿を見せなくなった。



もう…来ないのかな?



自分から渉を避けていたのに…私は自分勝手な寂しさを感じていた。





そして更に一ヶ月が過ぎた。