この世界で君を愛す

たった今顔を赤くした未知が いたずらっ子の瞳を僕に向けた。


「本当にー?今の言葉…後悔しないでよ?」


「武士に二言はない」


「いつから武士になったの?いつも難しい本を読んでばかりのくせに」


「日本男子は生まれながらの武士なのさ」


「じゃあ…その武士さんに相応しい物に乗りましょうか」


「…。よっよし。行こう!」


僕はちょっと嫌な予感がしながらも 未知の後ろをついて行った。

未知は目的の場所を目指してどんどん歩いて行く。




やっぱり…。


僕の予感は的中した。