この世界で君を愛す

僕と正木は 今夜実家に泊まることになった。

未知に電話をすると 僕が両親に会いに行った事を驚いていたが「よかったね」と喜んでくれた。

未知を一人にするのが少し心配だったが 未知は「大丈夫大丈夫。仕事がはかどるかもね」と言って笑っていたので 僕は安心した。




みんなで夕飯を食べ くだらない話をし いっぱい笑った。


愛ちゃんはチョコに夢中で 小さな手で撫でたり 一生懸命話し掛けたりしていた。


姉と愛ちゃんも泊まって行くことになり 両親が旦那さんを心配すると「お弁当でも買って食べるだろうから平気」と姉は笑った。


僕はちょっと旦那さんが気の毒に思ったが…姉の制裁が恐ろしかったので言うのをやめておいた。