この世界で君を愛す

拓也。

パパはお前と一緒にたくさん遊びたかった。

キャッチボールをしたり ゲームをしたり 海に行ったり…男同士の話をしたり…大きくなった拓也を見たかった。


でも人は自分の命の長さを 自分で決めることはできないんだ。

パパは短い命だったけど 精一杯生きてきたし 拓也という宝物をもらえたから 神様には感謝しているんだよ。

だから拓也も自分にパパがいないことを悲しまないでほしい。



拓也。

拓也に望むことが三つあります。

どうか…命の重さのわかる人間になってください。

人の痛みのわかる人間になってください。

そして…ママを大切にしてください。



パパが拓也にお願いしたいことはそれだけです。


ママは女の子なんだから パパの代わりに拓也がママを守ってあげてください。