「うん。もう大丈夫ですよ。点滴も終わったし、帰っても大丈夫ですよ。」

にこっと医者は微笑んだ。

「あの、私…」

「?あぁ、軽い疲労ですね。少しお疲れ気味みたいだから、しっかり睡眠とって下さいね。では、私はこれで。帰るときはナースステーションの看護師に言って行って下さい。」

「あ、はい。どうもありがとうございました。」

べっとの上でぺこっと頭を下げる。


疲労かぁ…
そおいや最近、寝るの遅かったしな…

ふと時計を見るともう夜の7時を指していた。

「あっ…ぁたし帰らなきゃ…」

急がなきゃ。今日はままいないのに…

急に立ったらまだふらふらした。

「あっ……」

ふらっ

「っと、セーフ」

気付いたら、イケメンさんがを支えてくれていた。

「あ、す、す、すみません」

つい顔が真っ赤になる。

だって女子校だから、男子に不慣れなんだもんっ