尚も手を伸ばしている凜久の手を掴もうとした私に…

悪夢が襲った

ズル


「きゃぁー」


「沙来良!!」
「沙来良ちゃん」


2人が私を呼ぶ声が聞こえる

でも私は落ちた

ビルの屋上から…

下で見ていたギャラリーは自分の命欲しさに、私が上から落ちて来ると、一斉に避けはじめた