☆花咲く頃に.。.:*・°


「こっち〜?」と聞きながらノックしたら

『違います』

すみません … 。

「おとーちゃーん?これ持って来たよ〜。」

着替を受け取り、出て来た父は、汚れた病衣を手に途方にくれていた。

「ちょっと待っててね。」

病室に行くと、今日の担当ナースの方がいたので、事情を説明したら、

もう少し後に予定していた清拭を、間もなくして下さるとの事だった。

父の洗濯物はポリ袋に入れた。母が『それ、何持ってんの?』と、シツコイ。

しつこいよぅ(笑)


「出ちゃったの。」

声に出さずに母に言う。

『まだがぁ?なして早く行がねのよ?』

だからねー、そういう問題ではなくー…

何て小競り合いをかましていると、ナースが清拭をしに来た。

自分でやれる分は、自分でするんだって。

清拭用のタオルを渡されて、ピンと思い付いた。

母に頼んでみた。母はカーテンの向こうで、父を拭いていた。

父の身体は、ますます黄疸が激しくなっていた。


次回に持って行くものを確認して、病院を後にした。

車を停めさせて頂いた薬局に感謝です。

来週の月曜日に、恐らくは前回よりもハッキリとした結果が判明するだろう。

その時は……

その時は、

母と一緒に。