☆花咲く頃に.。.:*・°


元の場所に戻り、母に、おにぎりを食べるか聞くと、

病院で食べるのは、汚い気がすると言って、飲み物だけをクチにした。

私は、とてもじゃないけど何かを食べなければ持ちそうになかったから、母の言葉は気にせずに食べた。


「あ、ほら、父さんじゃない?」

母が言うので病室まで行ってみたけど、見間違いでした(笑)

おにぎり3個で、体力はどのくらい上がるモノだろう?って、思った瞬間。

いくら何でも、そろそろだろうと、病室で待つ事にした。


父がコッソリとしまっている、真新しい日記には、まだ何も書かれていなかった。

ほどなく、

『はぁ〜い、戻りましたよ〜。』

で、父、戻る。

ご飯は、検査後二時間して水を飲んでも大丈夫なら、それから出るそうだ。

12:40に、ロックオン。


頼んでおいたシーツも交換済みだった。

昼食を取れる時間になるまで、今日の検査では胃潰瘍の痕があるくらいで、他には何も無かった事、

大腸ファイバーも追加検査される事等を、父から聞いた。

恐る恐る、でも普通に先日の検査と再検査の事も、サクッと聞いてみたら、癌の事は話さなかった。


癌じゃなく、かったいかったい、石じゃない出来もので、慢性膵炎って話で終りにならないかなぁ?


昼食を取れる時間になって、少し水を飲んでみる父。

大丈夫みたいと言って、昼食が運ばれて来る。


母は、昼食を見て感嘆の声を上げた。自分が入院していた病院と全然違うと、驚いている。

温かいモノと、冷たいモノは分けてトレーに収まり、残念な全粥の他は、松茸の茶碗蒸し♪


松茸の美味しさがわからないのは、家族全員が珍しく一致する(笑)


椅子に座って食べ始める父は食欲はあるみたいだけれど、後ろ向きの首の骨は
すっかりわかるほどになっていた。