☆花咲く頃に.。.:*・°


小さめのプチシューが乗ったケーキは、四人分に切り分けて、

やっぱり食べないと言う母を

「四人で食べる最後のケーキかもしれないんだからね」と冗談混じりに言って、

半分は私が食べるから…と、何とか説き伏せて食べた。

私の誕生日を間違えていた母。

いっけどね(笑)

その時、父はトイレにこもっていた。日に十数回は、トイレに行く。


便秘気味の母は、そんな父に向かって羨ましいと平気で言う。

ん〜。

やっぱり良くわかんないや。


トイレから出てきて、フルーツを食べた父がふと

「痛い」と言った。

初めて「痛い」と言う言葉をクチにした。


泣かないって決めたはずの目から、涙が出そうだったから


明日の約束をして、玄関を出ると同時に、泣いていた。


明日はまた、笑顔でいよう。


母が言った。

アンタ産むとき、痛くて痛くて、痛いだけで…

帝王切開する所だったの。

昔の話は、良く憶えているみたいだ。

私は…


産まれたくて、産まれたんだろうか?