「なっ何で俺のベッドに!!」

今の状況を理解出来ないみたい…
当たり前だよね‥



「ご飯で呼びに来たら
 寝ぼけて梓が...」


「おっ俺が!!ごめん」



そう言って
梓はベッドから出た。

「すぐ一階行くから先行ってて」



追い出すように
私は部屋から出される。


「わかった」

階段を降りると
お父さんがもう椅子に座って待っていた。



「雫。おはよう」

「おはよう」


お父さんは
食べ物には手をつけず、
家族が揃うのを待っていた。