こんな嬉しそうなお父さんは初めて見た。


私邪魔かな‥

「わっ私部屋戻るね」


「そっか‥おやすみぃ」



部屋に戻ると
ベッドに潜り込んだ。

何か寂しいな…
お父さんを取られた気がして‥


私より
梓の方が大事になる日が来るのかな…



私はそんなことを思いながら
いつの間にか寝てしまった。


――んん‥

目を擦ると朝になっていた。
カーテンの隙間から太陽の光が漏れ出して
鳥の声でいい目覚め。