「あぁ‥こんにちは!
 お部屋使わせてもらっています…」


「そんな固くならなくていいから
 自由にこの部屋使ってくれ。
 後、俺に出来ることあったら
 何でも言うように」

「ありがとうございます」



私はその会話を
黙って聞いていた。


が‥

「……お父さん今日早いね。
 どうしたの?」


そのことが気になって
しょうがなかったのだ...



「梓くんが今日から
 俺の息子になると知ったら嬉しくて‥
 前から男の子が欲しくて」


嬉しそうに言うお父さんは
梓と肩を組んだ。