そして
私はこの二日間で
梓のお母さんと仲良くなった。
最後の日。
梓のお母さんは
大きく呼吸を乱していた。
「ハァ‥ハァ‥ハァ……」
そんな苦しそうな
梓のお母さんを直視出来ない‥
でも、
梓はしっかりお母さんを見て
話しかけていた。
「頑張れ!死ぬなよ!!
お前は俺のたった一人の家族なんだよぉ」
病室に梓の叫び声が響き渡る。
「ご…めん‥ね……ハァハァ」
途切れ途切れの言葉で謝る。
"無力でごめんね"って。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…