私はこうして数日後、 梓のお母さんに会いに行った。 よく考えると 私と梓って二人だけの秘密多いな‥ それほど 気にしてはいなかったけど… 病院に着くと 私は記憶を頼りに病院内を歩いた。 確か‥ 104号室だったよね。 104号室に近付くと 楽しそうな話し声が聞こえてきた。 梓と梓のお母さんだ。 コンコン――‥ 私は二回ドアをノックすると 元気よく病室に入った。