新しい朝が始まった。 昨日のこともあり 学校に行くのは憂鬱だった。 トントン。 「しーずく♪」 「わっ!!」 いきなり 背中を叩かれた。 「もう、由美やめてよね! びっくりするじゃん」 大親友の相澤由美。 明るい女の子。 「だって雫元気ないんだもん。 なんかあった?」 「ごめん…ぼーっとしてただけ」 そう、嘘をついた。 だって、 . . . アイツと私の秘密だもん。