パクッ


「あっれ~?
 俺が頼んだビター味じゃない‥」





出た!梓!!


「数が減るんで食べないで下さい」



「何か俺に冷たくない?
 コイツには優しいのに‥」





と言いながら
斉己くんに指さす。


「そっそんなことありません」



そして
梓はニヤッと笑う。



「あんたコイツが好きなの」




斉己くんが私の方を向く。





「なっΣ」


「へぇ~そうなんだぁ‥
 こういう奴が好きなんだ」