甘々物語




「瑠花っ!
おっはよ〜う」



教室に入ったとたん
走って瑠花のところに行ったあたし。



大丈夫…だよね?

あたし、いつも通り元気だよね?


「あっ!

苺ー★おはーっ」




瑠花はあいかわらずの
ハイテンション。




「あれっ?

苺目、すごい腫れてるよ。
なんか、笑顔も無理してない?

なんかあった?」






とたん、あたしの目からは我慢してた涙が洪水のように溢れた。



とまることなく溢れる涙は枯れることを知らないらしい。


昨日あんなに
絞り出したのに…。





親友の優しさに涙が止まらない。

瑠花…



今、
あの言葉は反則だよ…。



親友って一生物。


って改めて思った。