甘々物語




それでもっ

まだ間に合うかもと思って

岸田くんにばいばいをし、ダッシュで体育館に向かった。




普段全然運動をしないあたし。


久々のダッシュは
かなりきつい。




肩で息をして呼吸を整えながら体育館を覗いてみるけど…


あ゛〜↓


やっぱりいないか…


さっきまで部活動の生徒達でにぎわっていた体育館はみんなが帰って行った瞬間、嘘みたいに静まり返っていてなんだか寂しそうなきがした。






はあ〜


まーくん帰っちゃったかな↓↓




あたしが行かないかぎりまーくんは来てくれないんだって事を思い知らされる。



う゛〜

あたしの今の気持ちは
さっきの、寂しそうな体育館みたい…





仕方なく、ひとりで帰る事にしたあたし。


校門をでた瞬間、



信じられない光景が
あたしの目に飛び込んできた。