甘々物語



「苺?
おいっ!
聞いてんのかよ?」





「う゛わっ!!?」



まーくんと
登校しながら
一人、マイワールドに
入ってたあたしは


まーくんの
いつもよりワンランク上の、声のボリュームと
肩を軽くたたかれた事に
びっくりして


本当に
ちびりそうになった。



そんなあたしを見たまーくんは、呆れ顔で
「やっぱ聞いてなかったか。
もとがボケてんのに
さらにボケっと歩いてんじゃねえよ」



と一言。

ぐさっ


うう゛〜


話を聞いてなかったあたしも悪いけど
かなり毒舌。


結構、傷つくんですけど。

でも、まーくんは
クラスの女子とかと
話してる時は別に普通なのに
なぜかあたしにだけ
かなり毒舌。
そして冷たい。

でも

しかたないかぁ…



まーくんが迷惑にしてるのにしつこく付きまとうあたしだもん。
そりゃあ嫌われるよねえ〜。



しーかーしっ


そんなんで
めげるようなあたしではないのです〜


「ごめんなさい゛〜

で、何話してたの?」