〜竜side〜


なんだよみんなして……
どうせ女なんてすぐに裏切るくせに……



竜「好きになったりしねぇ……」


竜は1度、女に裏切られた事があった。


それは中学1年の夏……



竜「加絵〜〜〜♪」

加「竜っ、遅れてゴメンね;;」


竜「大丈夫だよ、全然待ってないから♪」


加「良かった〜」


彼女の名前は加藤加絵。

男子高、女子高に分かれているにも関わらず、竜は2つ上の加絵と付き合っていた。



毎日がとても楽しくて、2人とも幸せな日々を送ってたんだ。




でも、それは加絵の嘘によって壊されたんだ。


加絵が、他校の奴と浮気してたから。
前々から薄々気付いてたけど、竜は加絵が本気で好きで、嘘見抜きたくなかったんだ。



我慢の限界がきて、加絵に


竜「加絵さ、浮気してるでしょ??」



って言ったらね……
竜が考えもしないような答えが…


加「あぁ、気付いてたんだ〜
じゃあ、もう終わりだね。
バイバイ〜」



はっ??
なに言ってんだよ??
悪いのはお前だろ?
俺の事好きじゃなかったのかよ……



竜「ちょっ!!
待てよ!!」


加「あ、言っとくけど、あんたなんか最初から好きでもなんでもなかったから〜」



なんだそれ………
有り得ねぇ…


加「ちょっと可愛いから付き合ってただけだし。」


竜「あんたホント最低だな。」




それから、加絵と別れて、誰も信じられなくなったんだ。


加絵だけが裏切ったなら、まだ良かった。
でも、友達って思ってた奴も加絵が俺の事想ってないって知ってて、黙ってたんだよ??


こんな誰も信じられない学校あっても意味ないって思た。
生徒会のメンバーがいるから学校に来るだけ。

他に楽しい事なんてない……