有「みんな泳いでんのかな〜……」


美「有姫ぃぃ〜」

有「何??」


美「買った後に気付いたんだけど、いくら別荘近いって言ってもさ、この量は持っていけないよね………(^-^;」


有「あ、そっか;;
ってえぇっΣ
どうすんの!?」


美「どうしよ〜……」


「ウチが車だそうか??(^-^)」


わぁ〜なんか凄い愛想良いおねーさんだ〜


美「えっ、でもお店が…」

「いいって、沙耶花〜」

「何〜??お姉ちゃん」


「ちょっと店番頼んでいい〜??」


「いいよ〜」

バタバタバタバタ


「あれっ、お客さん居たの??」


「うん、ちょっとこの子たち別荘まで送ってくるから」


「別荘か………
まぁいいや、行ってらっしゃーい」



――――別荘に何かあるのかな??


美「ありがとうございます(^-^)」


「いいんだよ、ちょっと気になるしね……」


美「???」


やっぱり何かあるんだ。






-車の中-


「言って良いのか分からないんだけど、まぁ、あくまで噂だから」


美「別荘の事ですか??」

有「何かあるんですよね??」


「えぇ、ちょっと
あの別荘の前の海で、随分前にちょっとした事故があって……
15歳くらいだったかな??
まぁその位の歳の男の子と女の子が亡くなってるの。」



美「事故…??」


「うん、女の子が溺れたところを男の子が助けに行って…
それで2人とも……
その2人はね、付き合ってたみたいなんだ。」