短編集





私みたいな臆病者のためにバレンタインデーなんてのがあるのだと思うけど…
私は流されてるみたいで嫌だ。




だからバレンタインなんていらない。




「あげればいいのに…」




「いーのいーの」






ふと浩介が目に入った。